Qトーク

長江一弥さん 仕事も恋愛も仕込みが大切

Qトーク第4回目は、食器デザイナーとして商品企画や、プロデューサーとしてブランド開発など多面的に活躍、世界に向けた新しい食器ブランド「NAGAE」を東京ミッドタウン(六本木)に誕生し、元モデル・女優の北浦共笑さんと結婚された長江一弥さんをお迎えしました。わずか3%の可能性を信じて猛アタックされた貴重な求婚話を語って頂きました。求婚読者必見のトーク、どうぞお楽しみください。
長江一弥さんのプロフィールはこちら

文:鈴木志歩

慰安旅行を途中退場して会いに行く。

橋本
話を聞いていると、すごく彼女に対して真面目というのがわかります。どのぐらいで結婚に?
長江
仕事も兼ねながら色々お店に行き、こういうのが好きとか、こんなテイストのお酒が好きとかを、把握していきました。だから知り合って話すようになってから、半年で結婚しました。ほぼ毎日でしたからね。
橋本
へえー、じゃあインターセプトも含め一気になんだ。
長江
実は付き合ってる途中に会社の慰安旅行があって、どうしても行かなければならなくって、でも慰安旅行って3、4泊あるじゃないですか。その時間がもったいなくて行きたくなかったんですよ。
橋本
社長なのに?(笑)
長江
はい。しかたなく慰安旅行に行ったんですけど、1泊して帰ってきちゃいました。(笑)そうとうブーイングでしたけどね。なんで?って。で、ちょっとお客さんが・・・なんて言って、皆を残して僕だけ帰って来て。「帰ってきちゃった~」っていうのがね。またいいじゃないですか。(笑)
橋本
「逢いたくてさ」みたいな。(笑)なるほどね。それは何%アップしたんですか?
長江
もう3%の時点で勝ち戦じゃないですか。よっぽどそこで何か違わなければ絶対アウトではないじゃないですか。で、何が違ったらダメかって、やっぱり価値観なんです。全く○○がダメです!とか、こっちはお酒飲めるけど相手は全くお酒飲めませんとか、そういうのがなければ3%もあったら全然OKですよ。
橋本
乗った列車は同じみたいな。
長江
はい。あっそうそう、僕すごく覚えているんですけど、クリスマスの24日と25日があるじゃないですか。で、その24日は元カレと過ごすっていうことがありまして。
橋本
ピンチすね。
長江
ピンチなんですけど、それはしょうがないじゃないですか。だから僕、25日いいですか?って聞いて、25日を頂きまして。これはもう25日、そうとう仕込んで行かないとって思って。24日に負けちゃいけないだろうって。で、そのときはジュエリーボックスを陶器で焼いていたんです。自分でつくって、これ必殺技ですよね(笑)。指輪まではちょっとあれなので、ネックレスか何かを可愛く中に入れたんです。それが正しかった、一気にビュン!って。
橋本
アナタの為に焼いてきました、みたいな。
長江
で、今日なんか彼氏にもらったの?って聞いて、で相手からは「花貰った」みたいな。
橋本
心でガッツポーズみたいな。
長江
モノ作りに変な奴はいないよ~っていう。
橋本
モノ作りの本人が言っちゃうのがすごいす、それって第三者がいうんでしょ。(笑)
長江
本当に頑張ったので、楽しかったですね。今も楽しいですよ。
橋本
いいですね。頑張ったから、楽しい今があると!

可能性3%という大きな期待。

長江
男って色々と自分の悪いクセみたいなのって出ちゃうじゃないですか。でも彼女はたぶん分かってて結婚したと思うんですよ。イライラする部分って半年間も我慢できるわけなくて、やっぱりケンカとかもあったので。だけど、結婚するとこう逆転してくるんですよね。「いや、そんなこと言うならいつでもいいよ。」みたいな感じで言われちゃって、いつでも捨てられちゃうぐらいの!
橋本
立ち位置が変わってきちゃうんだ。(笑)
長江
基本的に彼女は女性として自立しているので、自分で生きていける自信があるんです。昔の女性って結婚したら働かない、男性が働く。みないな所があったじゃないですか。今はそうじゃないですもんね。厳しいですよね。あれっ、こっちもついていかなきゃ、みたいな。ついて行っていますよ、必死に。(笑)
橋本
3%のすごいパワーが今や必死についてくみたいな。凄い流れですね。
長江
女性の方が強いですよね。昔から女性の方が強いんでしょうけど、今は本性が出てきてますよね。昔の女性は我慢してたんでしょうね。男からすると、そんなに強くて稼ぎもあるなら守ってくれよ!みたいなこと思っちゃいますよね。(笑)
橋本
歴史ある器の世界の担い手として、次世代に向けてこうしてみたいなのはありますか?
長江
モノ作りにおいて、言われたことを忠実に作っていくというのが、日本人の良い所だったんですが、これからはそうじゃないと。日本人としてのアイデンティティーを発信して行く番。自分が作ったモノやデザインが、全世界で認められるようなモノになれば良いな。と思い励んでます。若い方にも頑張って頂きたいですね。日本の伝統が世界に広がっていけたら、そんなに量がなくてもちゃんと良いモノが世の中に認められればイイんじゃないかと思います。
橋本
素晴らしいです。では、プロポーズを考えている人にメッセージがあれば。
長江
とにかくモノ作りっていうのはこだわりと、ある程度の妥協っていうのが必要なんです。絶対そうじゃないですか。相手もいるので、自分のイメージ通りに出来るわけなく。そこは恋愛でも同じだと思うんです。だからこそ、こだわりと妥協は持ち続けなきゃいけないわけですよね。
橋本
そこは大事ですね。こだわりももちろんだけど、妥協もと。
RISONAREで記憶に残るプロポーズ